「農薬」は、今大麻栽培において最も深刻な流行語となっています。
その理由はもちろん、消費者にとって「危険な大麻」になりうるからです。
昨年末にアメリカで可決された大麻栽培の許可で、栽培している農家は格段に増えましたが、農薬にまで気を使っている農家は殆どないのでは?!
大麻の存在自体に警告を投げる以前に基本的な農薬について、詳しく調べてみました。
農薬とは?
農薬は武器ではありません。
殺有害生物剤は、栽培植物または動物に有害な昆虫などを破壊するために使用される物質です。
これは、雑草を駆除するための除草剤、昆虫を駆除するための殺虫剤、カビを防ぐための殺菌剤、細菌の繁殖を防ぐための消毒剤、ねずみを駆除するための化合物を意味します。
無農薬の大麻の使用について、ワシントンのHeylo Cannabisの最高経営責任者(CEO)を務めるLo Freisen氏は、次のように述べています。
「植物(大麻)はテルペンを生成しますが、テルペン自体も農薬の役割を果たします。」
農薬は恐れるべき?
農薬の吸入は、呼吸器系の問題や恐ろしいカンナビノイド過剰症症候群(CHS)などの健康問題に関連すると考える人もいます。
CHSは、大麻消費者が腹痛、吐き気を誘発する疾患です。 しかし、CHSと農薬吸入の関係を正当化するのに十分な研究やデータはありません。
それでも、殺虫剤をカラダに入れたいとは思いませんよね?
「農薬はいたるところにあります。 私達は私達の周りの空気中でそれらを呼吸しています。 農薬の毒性は、それらを消費したり、食べたり、触れたりしてもそれほど高くありません。 しかし、人々が農薬を燃焼/吸入すると、物事が健康上の問題になる可能性があります」と、ワシントン州の大麻テストラボである信頼性分析の運用責任者であるPat Reynoldsは述べています。
大麻生産で最も頻繁に使用される農薬の1つは、ニーム油:ニームの木の種子に含まれる天然に存在する農薬で、この農薬の有効成分はアザジラクチン(Azadirachtin)です。
HeyloのFriesen氏は次のように述べています。
「Azadirachtinはニーム油から作られています。ニームはオーガニックと見なされる天然化合物であるため、大麻栽培でよく使用されています。 しかし、これが人々が大麻摂取で病気になる原因であるかもしれないことを示す、いくつかの証拠があるのです。」
多くの消費者はアザジラクチンがCHSの原因であると信じていますが、実際にはアザジラクチン中毒ではないかという意見もあります。
どちらの説もまだ解明はされていません。
アザジラクチンに加え、消費者がその毒性レベルに関係なく”吸入したくない”と思う複数の化合物が農薬には含まれています。
カリフォルニアには禁止されている殺虫剤のリストまであります。
無農薬の大麻ってあるの?
高品質の大麻は、昆虫、カビがついていません。
無農薬で育て、更に乾燥する段階でも注意しないとすぐにカビが生えてしまいます。
では、大麻栽培者たちはどのように管理しているのでしょうか?
答えは簡単です。
管理された環境、つまり屋内で栽培することで、生産者は容易に調整ができます。
屋外で栽培した場合、管理が難しく、もしも害虫が侵入した際の収穫量減少のリスクは確実に高まります。
法律では、承認された農薬を使用することを特に開示する必要はありません。
「有機的なものやクリーングリーン認証を受けているからといって、工場で何らかの承認済み製品を使用していないわけではありません」とFriesen氏は言います。
植物の生育期に農薬を散布するのは一般的なやり方ですが、その植物が花を咲かせて最終的に製品を生産しても、農薬は(うまくいけば)残りません。
これが意味するのは、「無農薬」は読むほど単純ではなく、消費者はそれを主張するブランドや製品をもっと深く掘り下げて各自で調べる必要があるということです。
どの農薬が大麻にとって安全なの?
ほとんどの大麻生産者は成長する過程で、ある種の農薬を使用していますが、消費者に害を及ぼさない害虫管理の安全な方法は他にもたくさんあります。
てんとう虫、青虫など、大麻に害を与えない虫は、そのほかの大麻を攻撃する害虫を食べてくれます。
こういった有益な昆虫に加え、有機的完全性を維持するために、特定の植物ですでに使用されている天然農薬を大麻に適用する農家もいます。
例としては、ローズマリーオイルと菊オイル。
これはピレトリンと呼ばれ、大麻に使われる一般的な農薬の有効成分です。
無農薬大麻を購入する方法
清潔でクリーンな大麻を求めている消費者のために、Freisenからのアドバイスは、成分表示や製品説明書を理解すること。
「販売業者にテスト結果を求めること。これが一番確実な方法です。成分表示をよく読むことも大事になってきます。」
自分のカラダに得体の知れないものを入れるより、きちんと理解した上で安心して摂取した方が良いのは当たり前ですね。
アメリカ産の大麻には、前述したように農薬の規制も設けられており、さらにそれを日本で売るとなると、厚労省の審査を通過する必要があります。
今の所、CBDに関しては厚労省も非合法という扱いのため認定証などは発行していませんが、日本で販売している業者は全てこの審査を通過しています。
その時点で人体に有害な物質が含まれていた場合は、販売許可されないので国内で購入する分には安全だといえるでしょう。
また、日本人が英語で書かれた成分表を理解するのは、至難の技(汗)
私は、『グーグル翻訳アプリ』で、携帯をかざすだけで訳してくれる機能をいつも使っています♫
0コメント