体調不良で欠席の連絡をしたり、予定をキャンセルしてお腹を暖めベッドの中でうずくまったり・・・これが女性ならではの毎月の儀式になっていませんか?
女性の90%が痛みを伴う月経痛の症状に苦しんでいます。
ですが、この「月経困難症」にもカンナビノイドであるCBDが効果を発揮することがわかっているのです。
今回は、完全にその症状を遅らせることができる画期的な効果についてご説明します!
カンナビノイドCBDが生理痛に効く
最近になって、ますます多くの女性が、CBDおよびTHC製品が苦痛な月経痛の治療に対して最良の手段だと報告しています。
では、イブプロフェンのような物質と比較した場合、どういった違いがあるのでしょうか?
CBDがどのように機能するのか、カンナビノイドの抗炎症作用、疼痛緩和作用、筋肉弛緩作用とどのように相互作用するのかを詳しく見ていきましょう。
子宮が痛む仕組み
毎月くる月経に備えて、子宮は熱心に準備をします。
まず、体内で増加するエストロゲンが子宮に、子宮内膜組織を構築するように指示します。
ですが排卵後、プロゲステロンを動脈、血液などといった組織で迎え入れるために準備をし始めるのです。
体内機能が正常でない場合、この動作がうまくいかずにプロゲステロンのレベルが下がります。
子宮内膜から組織を収縮させ動脈がしぼんで、適切な血液供給がない限り、子宮内膜組織が窒息し、痛みを感じ始めるのです。
プロゲステロンがなければ、子宮内膜はあらかじめ備わっている組織溶解酵素を含む小胞からの保護を失います。
細胞は弱まり始め、隣接する細胞を殺し、静脈に血液のプールを作って死んだ組織が剥がれ落ち、炎症へと発展します。
子宮の炎症
プロゲステロンが減少している間、プロスタグランジンと呼ばれる厄介な炎症性化学物質が増加。 プロスタグランジン(PGF2⍺)は月経中にピークに達し、以下のような効果を発揮しはじめます。
炎症:特定のプロスタグランジンは炎症反応を引き起こし、それがより多くの痛みと細胞死をもたらします。
疼痛感作:プロスタグランジンおよび他の炎症性化合物が疼痛知覚神経を刺激してより敏感になることがあります。
血管収縮:月経中にプロスタグランジンが横行すると、血管が収縮し、子宮内膜組織が窒息する。
子宮収縮:PGF2⍺は子宮の平滑筋に収縮するように伝える物質です。 子宮の心臓発作のように、この収縮は子宮内膜への血液供給を遮断します。
より高いプロスタグランジンレベルを持つ女性はより強く、より痛みを伴う収縮があり、医師もこの痛みが心臓発作の痛みと同じくらい激しくなり得ることを認めています。
重度の出血:異常に重い月経中は、過剰な炎症が原因で組織の損傷が増加する可能性があります。 大量に出血がある女性はプロスタグランジン(COX-2)を生産する酵素レベルが高いのですが、この治療のためには今まで抗生物質が処方されてきました。
下痢:子宮収縮に加え、プロスタグランジンは消化管で平滑筋収縮を引き起こします。
プロスタグランジンは、健康的に機能する月経周期に不可欠ですが、このレベルが高い女性は、より痛みを伴う期間が長く、症状もり重くなるためプロスタグランジンレベルを低くする治療が効果的です。
非ステロイド系抗炎症薬の機能
月経周期が始まると、女性はイブプロフェンまたは類似のNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)を服用し始めます。 NSAIDが月経痛の治療に頻繁に処方されるのはなぜでしょう?
NSAIDは、プロスタグランジンの産生を担う酵素(COX - 2)を阻害することによって症状を軽減できます。
残念なことに、NSAIDは他の酵素(COX-1)も阻害し、胃腸が不快になるという副作用も伴います。 このため、消化器系の問題を抱える人にとっては、良い治療方法ではありません。
CBDならダメージゼロで治療できる!
NSAIDと同様に、CBDもプロスタグランジン産生酵素を阻害することがコロンビア大学の研究により明らかになっています。
この作用はNSAIDとは異なり、CBDはCOX-1よりもCOX-2を優先的に阻害するため、その抗炎症効果は胃腸への副作用がないことを意味しています。
さらに、CBDはCOX-2酵素を阻害するだけでなく、PPARγ受容体を介しDNAがあまり多くのこの酵素を生産することを物理的に阻止してくれます。
このように月経中にプロスタグランジンレベルを下げることによって、炎症、痛み、けいれんを減らすことができるのです。
CBDは各月経困難症状に対してどう作用する?
抗炎症:カンナビノイドは、炎症性プロスタグランジンの産生を減らす抗炎症作用を持っています。
たとえば、THCとCBDは免疫系のキラー細胞(マクロファージ)にある内在性カンナビノイド受容体(CB2)を活性化させて炎症性タンパク質(サイトカイン)が放出するのを妨げます。
疼痛緩和:CBDとTHCは、どちらも疼痛感覚の低下を助ける神経受容体(TRPV1とCB1)に作用します。
さらに、CBDはTRPV1の感受性を低下させるだけでなく、隣接する疼痛受容体に広がって効果を発揮します。
筋弛緩:月経痛は子宮の内側を覆う平滑筋の収縮によって悪化します。
カンナビノイドは平滑筋を弛緩させることが認められています。
血管弛緩:血管も平滑筋で覆われており、カンナビノイドがこの平滑筋を弛緩させることで血流が増加。 血流の増加は、酸素欠乏組織への緩和をもたらし、さらに痛みを伴うけいれんを軽減するのに役立ってくれます。
月経期間中の自然療法
以前から大麻を使用していた人はその効果を昔から利用してきましたが、今では海外で医師が処方するようになり、もっと多くの女性が、カンナビノイドの月経困難症に対する効果を経験し、その即効性に驚いています。
その理由については科学的に解明されています。
CBDは原因となる炎症性プロスタグランジンを標的にし、症状を軽減できるのです。
月経中のデリケートな時期に化学物質を使用して自分の体をもっと痛めつけるようなことをしなくても良いのです。
特に症状が重い場合でもCBDと合わせて、以下の方法を実践することでより効果が体感できますよ。
・暖める:熱は痛む箇所への血流を増加させ、働き過ぎている筋肉を落ち着かせ、酸素欠乏組織に酸素を供給します。 何人かの科学者の中では、熱はCBDが作用するのと同じ疼痛受容体に作用できるすると考えられています。
フィッシュオイル:プロスタグランジンはオメガ脂肪酸から合成されており、オメガ3脂肪酸を多く含む食事で炎症性プロスタグランジンの産生から体を守ることができます。
マグネシウム:カリフォルニア州立大学の研究では、月経中にマグネシウムサプリメントを服用している女性が、痛みを軽減し、炎症性プロスタグランジン濃度を低下させたという結果が報告されています。
チョコレート、レンズ豆、アボカドなどの食物はマグネシウムが豊富なので、期間中は積極的に摂取すると良いでしょう。
私は、ホットチョコレートを飲みながらCBDをVAPEで摂取して実際に痛みを和らげています。
薬を飲むよりもはるかに体に優しく害のないケアができるので、とても安心です。
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