大麻に含まれるカンナビノイドは、膨大な数のさまざまな精神や身体的な病気の治療に欠かせない存在です。 中でもCBD 成分の比率の高い大麻株は、医療用大麻の分野で価値ある品種になっています。
CBDとTHCは最もよく知られているカンナビノイド。 この2つは、医療大麻業界で最も多く利用され、単離された化合物としても販売されています。
今日は、最近になって増えてきたHIGH CBDの大麻品種について詳しくお伝えします。
簡単に言うと、THCは細胞に直接結合するので精神作用も起こしますが、CBDは間接的に作用するため精神作用が起こりにくく、効能も多岐に渡るため医療用として重宝されています。
そして、最近では意図的にこのCBDを多く含む大麻の品種が開発・販売されるようになっているのです。
さらに、CBDとTHCは薬効が大きく異なります。
それが個人にどのような影響を与える可能性があるか、患者は理解して使うべきなのです。
症状やライフスタイル、年齢といった、さまざまな要素が、CBDとTHCのどちらが適切かを判断する上で大きなポイントになってきます。
CBDは純粋にマリファナだけに含まれる成分だと思いこんでいる人はたくさんいるでしょう。
実はホップやトマトといった植物からも採取することが可能な成分なのです。
CBDレベルが高くなるように育てられた大麻の品種は、非常に低レベルのTHCしか含んでおらず、時にはその存在に気づかないほどです。
最もよく知られている高CBD大麻株は、「シャーロットの贈り物」(Charlotte’s Web)という子供の疾患を改善させて、世界中で有名になったCBD含有の大麻株でしょう。
この大麻株は、多くの人が「マリファナだ」と思っていますが、実際には麻由来のCBD品種なのです。
CBD大麻は、以下を含む多くの症状を改善してくれます。
・不眠症
・運動障害(膝、腰部など)
・関節炎
・不安とうつ
・難治性てんかん発作
・アレルギー
・喘息など
さらに、症状や疾患に合わせて最適な方法で使用できるように、多様な製品が販売されています。
・オイルやリキッド(無添加のものなら食品にも使用できます)
・カプセル
・食品
・軟膏、バーム
アメリカには、CBD入りのエネルギードリンクや飲料水まであります!
CBDは万能薬ではありません。
個々の症状にあった品種がちゃんとあります。だから、同じCBDを含む製品を購入しても、原料となる大麻の品種が異なれば効果も異なりますし、効かないことだってあるのです。
「どんな疾患にもよく効きます」といって販売している業者があったら詳しく原料の品種を聞いてから購入するかを判断するべきです。
薬としてCBDを買う前に自分自身の疾患の中で一番効果をもたらしたい症状は何かをはっきりさせておきましょう。
友人がCBDオイルを使用して、素晴らしい効果が出たからといって、必ずしもそれが自分にもマッチするということではないのです。
まずは少し分けてもらって試してから購入を決めた方が良いかもしれません。
0コメント