日本人なら誰もが知っている『ダメ、絶対!』という薬物撲滅キャンペーンのキャッチフレーズ。去年、世界保険機構WHOが『安全な薬物』と規制を緩め、先日厚労省に問い合わせた際も、「絶対にダメなものとは言えなくなっている」という回答が返ってきました。
そこで気になるのが、大麻で脳細胞が死んでしまうことがあるのかどうかです。真実なのか逸話なのか?今日はその本当のところをお伝えします。
厚労省のホームページには、下記のような記載があります。
WHOが薬物指定から大麻を外し、続々と合法化されていることを話すと、「ホームページの記載についてもミニマムチェンジはあると思います。」と言っていましたが、まだ変更されていない様子。
今まで頑なに違法物として扱ってきたものを、急に「やっぱりちがいました」とは言えないのもわかります。
ですが、海外では逮捕歴や犯罪歴を抹消する国もあり、致死量のあるタバコやアルコールより害がないのは明らかです。
Dr. Malik Burnett、MDによると、この主張が正しいことを示唆する証拠はほとんどないといいます。 アルコールとは異なり、大麻は神経毒性作用を持たないのです。
主流メディアによって公表されている研究では、大麻は脳細胞を殺すと言われていますが、それは1,000人という少ない人数で行われた研究結果で、しかもI.Qを失う兆候を示した参加者は、その中のわずか3.8%だけだったこともわかっています。
大麻は薬物として過去100年間規制されてきたので、その研究結果はまだ乏しく非常に偏っている傾向があります。
最近の調査では、大麻使用者の20%が修士号を取得して卒業しています。
非常に若い時期の大麻の消費は、脳の発達に有害な影響を与える可能性があり、研究によると、喫煙を始める年齢がI.Qと認知機能に最大の影響を与えると思われます。
大麻は脳細胞を殺すのか
1800年代後半には、大麻はまったく悪影響を及ぼさないことが知られていました。
一般的に薬としての適度に使用されていたようです。
中程度の使用でも実質的に悪影響はありません。
過度の使用は、確かに害があるかもしれませんが、それは他の薬でも同じこと。
覚醒剤やコカインなどの成分がごく微量、抗生物質に含まれることがあるのに、大麻だけが全く排除されているのもおかしな点です。
これは、紙や燃料、布製品も全て大麻で賄えてしまう為、石油製品を売りたい政府が意図的に儲かるように大麻を規制しただけに過ぎないのです。
アメリカの17州で大麻が合法化され、製薬業界の儲けが減ってきています。
ですがこれらの州では、全体的に医薬品の過量摂取と違法な薬物乱用が減少しています。
製薬会社はむしろ中毒性のある、高価で有害なアヘン剤を売っています。
そういった薬物を売りたいがために、マリファナの食用品が子供に誤って摂取されやすいなどという、多くの誤った主張をし、情報操作も盛んですが、医療用大麻が合法化されている地域では、処方される鎮痛剤、アヘン剤などの危険な薬の需要は、確実に減っています。
過去に成功した人が大麻使用者だったとしても、公表されてきませんでした。
今日、大麻はカナダだけでなく多くの国で合法化されています。
そういった先進国で、著名人や成功者が大麻の使用を告白することにより、間違った理解や先入観が軽減されてきていますが、日本ではまだ情報が少ないので、興味がある方は海外の研究結果を是非ご覧ください。
カリフォルニアとコロラド州の大麻使用者のBDS分析から出た最近の研究結果では、広範囲のデータから、大麻使用者は使用しない人よりも成功していて幸せであることを見出しています。
大麻と脳細胞の関係はもっともっと研究する必要がありますが、今までに行われた研究結果を参照すると、大麻は脳細胞を殺さないという結論につながるのです。
それどころかCBDには脳を守る効果まであるのです。
何か意見する前に情報操作に惑わされず、自分の目で確かめることが正確な選択をするための唯一の方法といえるでしょう。
参考文献:
How Big Pharma Cherry-Picks Lab Results
Bad Pharma: How drug companies mislead doctors and harm patients, London: Fourth Estate
Does Marijuana Kill Brain Cells?
Should journals stop publishing research funded by the drug industry?
More Teens & Children Dying From Opioid Poisonings.
Medical Cannabis Laws and Opioid Analgesic Overdose Mortality in the United States, 1999-2010
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