カンナビジオール(CBD)は、実は海外でもTHC以上に人気が高まっていますが、その合法性が曖昧な国の消費者は、戸惑うことも。
でも、大麻だけがCBDの供給源でなかったらどうでしょうか?
他のどんなものにCBDが含まれるのか?また、生成レシピもお教えします♫
科学者は数年間の研究を経て、CBDの合成に成功しましたが、それは非常に高価なものです($ 159 / 10mg、治療効果を得るには数百mg必要)。
そのため、ビーカーに向かうのではなく、濃縮械で自作CBDを作り出す人もいます。
以前のブログ記事でご紹介した通り、Wallmartで濃縮機は簡単に手に入るのです。(3万円程)
ホップのCBD
注目すべき代替CBD例として、ホップがあります。
Isodiol International Inc.は、大麻以外の植物からCBDの供給源を創出したと主張しています。
ホップは、ビールの醸造に使用されることででよく知られていますよね。
しかし、Isodiol International Inc.は、この方法を企業秘密としており、ホップからCBDを作成する方法やデータを公開していません。
コメントのリクエストにも対応してくれないのですが、これだけの大麻やCBD製品を扱う会社ですから、信憑性はありますね。
酵母のCBD
カンナビノイドを作るという難しい作業について、酵母に目を向けている会社もあります。
酵母からは、自然にカンナビノイドは生産されませんが、適切なツールを与えれば可能になります。
DNAを操作することにより、酵母はCBD、THC、および大麻植物に天然に見出される他のカンナビノイドやテルペンを産生することができるのです。
カリフォルニアに拠点を置くLibrede社がこれを行っています。
彼らは特許を保有していて、酵母からカンナビノイドを大量生産するために連邦政府の資金援助も受けています。
酵母からCBD、THCまたはテルペンを産生する方法は、従来の生成方法よりもはるかに安価なのです。
酵母に砂糖を加え、バイオエンジニアリングされた酵母が残るようにしていくそうですよ。
さらに、環境への影響が少ないという利点もあります。
大麻植物の栽培は、相当量の水と電力を必要とします(特に、屋内では)。
多くの栽培者は、地元の水道水を汚染する成分の入っている農薬や肥料もよく使用しているので、これが不要となれば汚染を最小限に抑えて栽培できるのです。
カンナビノイド生産レシピ
カンナビノイドを作るためには、1)カンナビノイドが作られる前駆体分子、2)前駆体分子を特定のカンナビノイドに変換する酵素の2つの基本的な成分が必要です。
ホップまたは酵母がカンナビノイドを生成するためには、まずヘキサン酸およびゲラニル二リン酸(GPP)を産生しなければなりません。
ヘキサン酸は多くの植物に含まれており、最終的にはオリベトール酸(OA)に変換され、GPPと共にカンナビノール酸に合成されます。
カンナビノール酸の生成まできたら、それをTHC、CBD、または他のカンナビノイドに変換するのは、容易です(注:技術的には、酵素をカンナビノール酸の酸形態に変換することで身近なTHCとCBDになります)
しかし、大麻以外の植物は、自然にこういった酵素の生産を可能にするDNAを持っていないのです。
CRSIPRを用いて、科学者はカンナビノール酸をTHCまたはCBDに変換する酵素のDNAを挿入し、大麻をカンナビノイドに変換することができたということなのです。
Isodiol International Inc.は、この方法を公開するつもりはないようです。。
ただし、薬効の問題は残ります。
例えば、CBDが豊富な大麻の全植物抽出物は、単独のCBDより強力な抗炎症および鎮痛効果をもつことが知られています。
しかし、カンナビノイドおよびテルペンのスペクトルを創出するための、バイオエンジニアリングや酵母が持つ成分の最適な組み合わせは、まだ開発途中なのだそうです。
この方法が確立されれば、もっと安価でCBDやTHCの生成品が手に入るようになるのですから、早めに研究を進めて欲しいところですね♫
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