体内機能を正常化してくれることが知られているカンナビジオール(CBD)。
これは継続利用ではなく、なんと1回の投与だけで現れる効果なのです。まだ解明されていない効果を含めると一体どれだけの健康に導いてくれるのか計り知れません。
今回はその中でも、皆さん気になる血圧調整の仕組みを解説します。
カンナビジオール(CBD)は、多発性硬化症および難治性てんかんに使用される非精神活性の植物性カンナビノイドです。
今までの臨床試験で、CBDにはストレスに対する血圧(BP)反応の低下など、心血管系のさまざまなメリットがあることが示されています。
今回紹介する研究の目的は、CBDがヒトの血圧を低下させるかどうかを調べることにありました。
プラセボ対照二重盲検試験を実施、9人の健常男性に600mgのCBDまたはプラセボを投与し、心血管パラメータを、finometerおよびレーザードップラーを用いてモニターしたそうです。
結果、 CBDは、心拍数(HR)の増加と心拍出量の維持とともに、安静時の収縮期血圧(–6 mmHg; P <0.05)と一回拍出量(–8 ml; P <0.05)を減少させたのです。
CBDを服用した被験者は、より低い血圧( - 5 mmHg、特にストレス前後P <0.05)、HRの増加(+ 10 bpm; P <0.01)、一回拍出量の減少( - 13 ml; P <0.01)、そして等尺性運動に対する鈍くなった前腕皮膚の血流反応をも正常化させました。
寒冷ストレスに反応して、CBDを服用した被験者は血圧を鈍くし(–6 mmHg; P <0.01)、HRを増加させ(+ 7 bpm; P <0.05)、総末梢抵抗も低下しました。
このデータから、CBDの投与は、HRの増加と、安静時のBP減少に作用し、そしてBPがヒトにおけるストレスに対して増加することを示しているのがわかります。
CBDと低血圧について
CBDは体の恒常性を促進させるため、低血圧の調節に役立ってくれます。
恒常性とは、細胞レベルでの体内の安定性、バランスのことを言います。
いわば、一定の内部環境を維持するための人体の能力です。
細胞(セル)内の系の調節は『恒常性調節』と呼ばれ、安定した内部環境を維持するには、セルの内外で状態が変化するにつれて一定の調整が必要になってくるのです。
セルの内部と同様に、外部環境も絶えず変化しているので、設定値(通常のレベルや範囲)付近にとどまるように、継続的に調整を行わなければならないという、動的な平衡なのです。
体内機能が低下するとその平均が保てず、低血圧にもなり得ますが、そこでCBDを投与することですぐに改善されます。
もちろんずっと効果を保ちたい場合は継続的な使用が吉ですが、体内のCBD量が一定になれば投与の必要も無くなります。
つまり、抗生物質のように飲み続けたり、薬で症状を補うのではなく、体内機能を正常化して処置のいらないカラダしてくれるのがCBDのすごいところなのです!!
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