大麻成分がストレスや怪我から脳を守るってホント?!

毎年、約200万人のアメリカ人がスポーツ関連の外傷性脳損傷(TBI)を経験しています。兵士もTBIの危険性が高く、心臓発作脳卒中などの心血管系のストレスが疾患リスク増大させます。実は、こういったリスクを軽減するためのツールとして大麻が使われ効果を発揮しているのです。

今日は、大麻抽出成分がどのようにストレスと脳の回復力に影響するのか見ていきましょう。

脳が損傷すると?

脳損傷が発生した場合、二次的反応を軽減させるには、いかに早く処置をしたかが肝心です。ですが、いつ損傷するかわからない事態のために常に気を張っているのも、いつでもどこでも早く処置をすることも難しいでしょう。

そこで、より良い対策として、危険にさらされ外傷が起こる前に、脳自身の有害反応を弱めるために日頃から備えておくこと。

それを可能にしてくれるのがTHC、特にカンナビジオール(CBD)のような大麻抽出成分なのです。

外傷後の損傷期間に、脳にダメージを与える3つのメカニズムがあります。そしてそれはTHCCBDで保護できるのです。


1、興奮性脳内化学物質増加傷害は、グルタミン酸塩大量放出を引き起こします。

グルタミン酸塩は無傷の脳で重要な役割を果たしていますが、そのレベルは厳しく規制される必要があるということ。グルタミン酸が多すぎると脳細胞を殺してしまうからです。これは損傷後に起こることがあります。

2、フリーラジカル増加傷害は、DNAダメージを与え、さらには細胞死を引き起こし、脳細胞にダメージを与えます。

フリーラジカルは正常な細胞機能の副産物であり、損傷制限するというメカニズムを持っています。しかし傷ついて脳だと、そのレベルが非常に高くなり、強力な酸化防止剤だけが損害の進行を制限することができます。

3、傷害は脳の炎症反応活性化して損傷を修復します。

ですがこの修復プロセスは、脳細胞の伝達方法に変化を引き起こす可能性があります。脳の炎症がアルツハイマー認知症などの加齢性疾患の発症に寄与していることは有名です。

ということは?脳を二次的な傷害から保護する方法は、加齢による認知機能低下予防・軽減するということなのです。

大麻はどのように脳の損傷を防ぐのか

内在性カンナビノイドシステムは、大麻の多くの保護効果のための枠組みを提供しています。カンナビノイド受容体CB 1CB 2)は、グルタミン酸放出に対する強力な調節因子であり、抗炎症性でもありえ、抗酸化効果までも促進してくれます。

CB受容体に対するこの重要な役割は、CB1およびCB2受容体を直接活性化するTHCと、間接的に活性化するCBDの作用からくるもの。 

CB 1受容体脳細胞上に存在し、THCによって活性化した内因性カンナビノイドが損傷ダメージの伝達を弱めてくます。

特に、CB 1受容体はグルタミン酸塩放出を減少させる能力を持っていて、カンナビノイドがその作用を助長してくれるということなのです。

過剰なグルタミン酸シグナル伝達は脳損傷後の初期段階の損傷の主な原因ですが、これは重度の脳損傷や死のリスクを制限する重要な作用になります。

血中にTHCを有するTBI患者は、生き残る!

低用量のTHCは抗炎症性ですが、高用量だと炎症を増加させる可能性があり、これは適切な投与量の重要性を示しています。

実験動物を用いた臨床試験でも、脳損傷に対するTHCの保護作用が観察されています。

模擬脳卒中を経験したマウスは、脳卒中の前にTHCまたはCBDのいずれかを投与された場合、脳損傷の兆候は少なかったが、発症後に投与された場合、CBDのみが損傷の兆候を軽減するのに有効であったという結果でした。

興味深いのは、脳卒中の前に2週間THCを与えられたマウスは、脳保護能力に対する耐性が見られました。この耐性はCBDでは観察されず、CBDは繰り返し使用しても強度が低下することはなく、ダメージを受けた後も防御能力が持続するため、より長期的な防御対策となる可能性があります。

事前にTHCで予防・免疫力をつけておいて、損傷後はCBDで治療するという方法が一番安全で効率的なのではないでしょうか。

大麻は、微妙な脳の変化からも保護

大麻はまた、脳を慢性的なストレス加齢過程の有害な影響に対しても、より回復力を与えてくれます。

慢性的なストレス老化の両方とも、海馬と呼ばれる脳領域の脳細胞産生の減少と関連しています。海馬は、成人期に新しい脳細胞が産生される2つの脳領域の内の1つです。

新しい脳細胞は、学習記憶不安鬱病の軽減、身体のストレス反応の抑制など、多くの脳機能にとって重要です。

活性化CB 1受容体は、新しい脳細胞の増殖を促進することができます。

このメカニズムの一部として、低用量のTHCは、加齢に伴う変化から脳を保護することによって老齢でも認知能力を維持することができます。

CBDは、内因性カンナビノイドアナンダミドのレベルを増加させることによって、CB 1受容体を間接的に活性化することができるのです。

アナンダミドレベル上昇により、CBDが慢性的なストレスによる脳への悪影響から保護すると考えられています。

最大の保護利益を達成するための大麻使用の用量と期間は、個人によって違うため、適切なTHCとCBD量を医師に処方してもらうか、自分で模索する必要があります。

ですが、天然の植物由来成分ということで副作用死に至ることはないというところが、一番安心できる要素ですね。

抗生物質で副作用に耐えながら治療をするよりはるかに体と心のダメージが少なく、回復できるという素晴らしい治療薬なのです!!

real cannabis magazine

日本でも合法扱いとなっている医療大麻CBD。リラックス作用はもちろん、てんかんの治療、抗がん作用まであるカンナビジオール。 海外での評価は大変高くポピュラーですが、日本での認知はまだまだというのが現状。そのCBDの効果や成分について、海外事情も含め最新ニュースをご紹介していきます。shopリニューアル中。Kanaway CBD製品を購入希望の際はcarine.tamaki@gmail.comまで

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