カリフォルニア州南部に抽出装置メーカー兼研究施設、Capna Systemsがあり、大麻産業向けの安全で革新的なエタノール抽出技術の研究開発をしています。
カンナビジオール(CBD)の抗炎症性と痛みを改善する性質についての認識が、カンナビノイド化合物を主流にする手助けをしました。ほんの数カ月で、FDAはCBDベースの医薬品をスケジュール1からスケジュール5に変更。
今回は、この画期的な成分をほとんどPUREに近い状態で抽出・摂取するための技術についてお伝えします。
CBDビジネスや、これから参入しようとしている人は、麻からCBDを抽出するためのより効率的な方法を既に模索している状態です。その狙いとは、増大する需要に追いつき、連邦政府の規制に備えるためです。
CBD市場には、今新しい企業が毎日のように参入しているので、抽出に必要な技術はこれまで以上に速く進歩しています。
この革新は、エタノール抽出装置開発のリーダーであるCapna Systemsなどの企業によって推進されています。エタノールを用いた抽出は、麻繊維からCBDを抽出するための最も安全で効率的な方法にまで発展しました。
エタノール抽出への道
Capna Systemsは、最先端の抽出方法のリーダーであり、CO2や炭化水素ではなくエタノールを使用して、麻からCBDを収穫することに特化しています。エタノールベースのプロセスにより、Capna Systemsの技術は、後処理を必要とせずに、CBDの98.5%を抽出することができます。
CapnaのソリューションにあるAtles。これは約40ポンドの大麻からCBDを約30分で抽出してくれます。他にもAres流下液膜式エバポレーターやCeres遠心分離機などの高度なツールでシステムが完成されていて、エタノールの再利用性を最大限に高め、加工業者のコスト管理も支援します。
Capna Systemsは、以前CO2抽出を導入していましたが実験室での事故以降、独自の方法で前進し、エタノール抽出のための新しい技術を開拓しました。
Capnaの最高技術責任者であるGene Galyukは、次のように述べています。
「Capna Labsの初期の頃は、クリーンでスケーラブルな抽出ソリューションがこの業界の最先端を行くための鍵となると考えていました」
「効率的な抽出方法によって利益を最大化することが必須であることは明らかでしたが、連邦政府による監視に備えなければならないこともわかっていました。私たちが進むべき道は、他の人がしていることをするのではなく、エタノール抽出のための新しい技術とツールを開発することだったのです。」
なぜエタノール抽出?
エタノールは植物性物質からCBDを抽出するのに効率的であるだけでなく、FDAによって「一般に安全と見なされる」薬品に分類され、すでに多くの一般的な食品や医薬品に使用されています。
「当社の特許技術の1つの利点は、CBDに富む植物材料とTHCに富む植物材料の両方を抽出するのに使用できることです」とGalyuk氏は言います。
Capnaのシステムは安全で効率的なだけでなく、エタノール抽出技術の最先端にあります。 Capnaシステムの最高収益責任者であるNoe Garciaは、「これにより、Capnaのお客様は、ろ過などのプロセスを省略でき、時間と労力の両方を節約できます。」と言います。
スケーリングと単純さ
Capnaは、システムを可能な限りシンプルに保ちながら、大容量の大麻事業向けにエタノール抽出技術を拡張することができました。
「私たちのシステムから出るソリューションは、クロロフィルを取り除くために防寒やろ過をする必要はありません」とGarciaは言います。 これは、後処理が必要なシステムよりもはるかに高性能であることを意味していますね。
Atlesは最大の抽出効率を持つ装置ですが、それに加えてAres流下液膜式エバポレーターやCeres遠心機などのツールを使用すると、抽出時に使用したエタノールを抽出器で保管して再利用することができます。
「Ceres遠心分離機により、ラボは抽出中に使用されたエタノールの97%を回収することができ、さらなる抽出にそのエタノールを再利用することができます」とGalyukは言います。
もちろん日本ではまだ未開拓の分野。他国、特にアメリカとカナダではこういった技術の開発が日々進んでいて、より安全で効率的な抽出が、私たちが摂取する際の安心とPUREな効果に繋がっています。
「海外で見た製品に’’PURE’’と書いてあった」という話も聞きますが、それもそのはず。
素晴らしい技術の製品を提供しているから、自信を持って表示できるのです。
体内に入れるものですから、なるべく不純物は避けたいもの。購入時は原産国などのラベル表示をよく見て買いましょう!
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