もしもカナダに大量の大麻をこっそり持ち込んだ旅行者たちは、罰金の支払いだけで罪を免れられるようです。
厳格な刑事罰が科せられるのかと思いきや、連邦国境機関は合法的な成人用大麻の時代に合わせて、より柔軟な行政制裁を開発したのです。今回はその規制について詳しくご紹介します。
2018年10月17日以降、カナダの成人は最大30グラムの大麻を所持することが許可されていますが、同国への麻薬の持ち込みは引き続き違法であり、最大で14年間の懲役が科せられます。
カナダ入国時に大麻を携帯している場合は、国境機関に申告する必要があります。
政府当局は、新しい大麻法の実施に関して、新しく国境安全保障大臣に就任したビル・ブレア氏が説明しています。
「国境当局はまた、大麻の消費者の中には、不注意でジャケットのポケットに大麻の枝などが残っている可能性があると認識しているようだ…。」
この情報の下で発表されたのは、「大麻が違法な国の国境を越えは依然として刑事捜査および起訴までの執行を条件として深刻な刑事犯罪である」ということ。
国境当局は、大麻や大麻製品をカナダに持ち込むために使用された車両なども押収します。しかし、不注意でジョイントをジャケットのポケットに残したままにしたり、単に国境を越えた制限が適用されていることを知らない人もいると、認識しているようです。
課税額を含む、新たな罰金の詳細については、まだ策定中とのこと。社内報によると、来年には罰則が適用される予定であり、旅行者に罰金が科せられる場合は罰則に異議を申し立てる権利もあるということです。
国境当局はすでに様々な関税法違反に対して行政罰金を課しており、提案されている新しい制裁はその体制に基づいて構築されることになっています。
合法的な大麻のために、政府機関はカナダに少量の大麻でも持ち込みは禁止されていると認識させるために、国境を越えたところにサインを掲示しました。
国境機関は、新しい大麻法の施行を支援するために、5年間で約4000万ドルを受け取っています。
この資金は、最前線の能力を強化し、公教育キャンペーンを展開し、新しい法律の効果を追跡するのに役立てているそうです。
この大金のいくらかは、国境で傍受された疑わしい大麻密輸を匂わす人々をテストするのに必要な実験室を強化するのにも有効活用されています。
2018-19年の主な活動には、試験方法の開発、必要機器の特定、監視および報告ツールの考案が含まれている、とも述べています。
合法になったとはいえ、国外に持ち出したり他国から持ち込むのはもちろん禁止!
『忘れていた!』ということがないように、規則はしっかり守って楽しみましょう。
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