大麻好きなら誰でも知ってる、大麻を表す隠語『420』。
毎年4月20日には世界各地でマリファナのお祭りが開催されます。
喫煙グッズの販売から、大麻の吸引、ライブまで盛りだくさんで煙たいフェス。
大麻が違法な国、日本ではお祭りとまではいきませんが、多少同じような動きも!
その由来から各国の様子まで一挙にまとめてみました。
『420』の由来
なぜこのように呼ぶようになったかというと、元々は1970年代のカリフォルニアの高校生グループがそう呼んでいたという説が一番有力。
彼らはマリファナのことを『420』と呼んでいたとか。
毎日放課後になると、4時20分にマリファナを吸っていたということで、それが当時のグレイトフル・デッドの文化に伝わり、全米に広まっていったそうです。
今でも、違法な国では周囲にバレないように仲間内で呼び名を決めるという文化があるようですね。
『420』のイベント
1995年、カナダのバンクーバーにあるサンセットビーチで、第一回目となるフェスティバルが開催されました。
最初は200人あまりの参加人数だったのが、翌年には2倍以上の500人もが参加。
その翌年となる1997年には、さらに倍増。1,000人を超える人が集まったといいます。
2007年には世界最大規模となる7,000人が集まり、その後も増え続け、今では毎年10,000人を超える大規模なイベントに成長しているのです。
会場では、マリファナ関連のグッズが販売。
マリファナ自体の販売もあり、吸引も可能。4時20分になるとみんなで一斉に吸うため、かなりの煙たさになるとか。
吸引するための喫煙具や、ロゴ入りのキャップやTシャツ、マリファナ入りのマフィンやクッキーなども販売されています。
音楽ライブも数ステージに分けて行われ、みんなで『マリファナ』を吸ってお祝い。
違法な国でも開催されており、その場合は、マリファナの有用性、安全性を訴えて合法化を推進するためのお祭りとなっているようです。
各国のお祭り風景
・コロラド
今年は、なんと7万人が集まった、コロラド州デンバーの風景。
合法になってからは近隣諸国からの訪問者も後を絶たず、年々増え続けているそうですよ。
・イギリス
こちらもかなり知名度が上がっているようで、動画に写っているだけでもとてもたくさんに人が集まっているのがわかります。
そのお祭りの中で、マリファナを合法かにすべきか否か、皆真剣に持論を展開しています。
・カリフォルニア
毎年、サンフランシスコのヒッピー・ヒルでフェスティバルが開催されていましたが、今年は記念すべき解禁後の第一回目となり、もっとも大人数の参加となったようです。
・カナダ
こちらも最近になって嗜好品としても大麻使用が合法化された、バンクーバーでの開催風景。合法化される前なはずなのに、この盛り上がり方!!
人数は、サンフランシスコに引けを取らないのではないでしょうか。ここで盛り上げて一気に合法化運動としてアピールしたいということだったのかもしれませんね。
新年のお祝いよりも盛り上がっていることは一目瞭然です。
・アムステルダム
こちらは、2012年の開催風景。
日常的に街中で販売しているショップも多くあり、カフェなどでも吸えますが、この日は一層賑わっています。
・日本
ぜひ他の国と見比べていただきたいのが、この運動(マーチ)。
まだまだ日本は違法文化が根強く、国民の意識改革や規制緩和が難しいようです。ですが、大麻が役に立つのは誰の目にも明らかです。
これだけ多くの先進国が合法化や見直しをしているとあっては、日本政府もいつかは対応に迫られる時がくるのではないでしょうか。
医療目的以外でのマリファナの所持、使用は法律上違法となっている国が多いのですが、実際に見つかったとしても没収やとても安い罰金で済むことがほとんどです。
では、日本も!と言いたくなりますが、マリファナに対する意識は日本とカナダでは極端に違いますし、使用人数や推進している人もカナダやアメリカの40分の1程度。
これでは研究が進まないのも無理はありません。
副作用の無い治療薬になるという理解や研究報告が近隣諸国で増え続ければ、可能性はあるでしょうけれど、今のところはCBDしか認められていない状況。
何千年ものあいだ、大麻が安全な薬物として使用されてきたという事実に、日本がもう一度目を向ける日が来ることを願っています。
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