ニューヨークを拠点とする医師、ジュネラチン博士。
Aliza Shermanと共著「Cannabis and CBD for Health and Wellness」を執筆しており、オンライン教育プラットフォームであるMedical Cannabis Mentorの共同創設者でもあります。
今回は、数多くのコロナウィルスへの疑問と大麻の関係についてのインタビュー内容となります。
患者の多くは、大麻を使用してストレスを軽減したり、社会的距離を隔てたり、自己隔離することの難しさを軽減する方法、また免疫系に対しての大麻の影響についても多くの疑問を持ち始めています。
その中でも、よくある質問とCOVID-19の時代に賢く大麻を使用する方法について回答しました。
大麻使用者は喫煙を控えるべきか?
私は患者と成人の消費者に、大麻の吸入の代わりにチンキ剤、カプセル、食用および飲用品の経口形態を検討するように勧めています。
肺への刺激を避けることは、この病気に対する防御策となるからです。
物質を吸入することで呼吸器系に影響を与える可能性が少なからずあります。
大麻の煙は、目に見える肺刺激と肺上皮(呼吸器粘膜のほとんどの気道の内側を覆う小さな細胞)に微視的な損傷を引き起こす可能性があるからです。
肺組織が電子タバコの刺激を受けると、炎症性サイトカイン、マクロファージ、好中球、およびリンパ球の放出が増加する可能性もあります。
肺組織は、そういった物質に対してすぐに「免疫反応」を開始しようとするのです。
健康な人は肺の炎症を回復できますが、今はすべての刺激物の摂取を減らすことをお勧めします。
★家をほこりのない状態に保ち、常に換気しましょう。
★エアロゾル製品の使用を減らし、漂白剤、アンモニア、または有害な臭いのあるものを吸入しないこと。少量でも、目、皮膚、気道を刺激する可能性があります。
研究により、喫煙者とCOPD患者の肺でアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体が増加することがわかっています。
これにより、喫煙者はCOVID-19の影響を受けやすくなります。
そのため、科学者や医師は、禁煙を推奨しているのです。
同様に懸念されるのは、製品を吸入するときによく起こる咳。
咳はCOVID-19病原体を空気中に拡散させる可能性があり、これは私たち全員が避けるべきことなのです。
気管支炎は、大麻の煙によって引き起こされる副作用です。
通常の大麻ユーザーが咳、胸部のうっ血、痰を発症することは珍しくありません。
これらの症状は通常一時的なものであり、喫煙をやめると消えますが、呼吸器インフルエンザのパンデミックの最中では回避すべき項目ですね。
アレルギーシーズンでもあるため、呼吸器の健康が損なわれがちなのでいつも以上に注意深くなる必要があります。
また、高齢の患者は、若い人よりも肺の損傷に対して脆弱です。
アレルギーのある人は非アレルギーの人よりも気管支けいれんを起こしやすくなり、
研究により、喫煙者とCOPD患者の肺でアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体が増加することがわかっています。
これにより、喫煙者はCOVID-19の影響を受けやすくなります。
そのため、科学者や医師は、禁煙を推奨しているのです。
同様に懸念されるのは、製品を吸入するときによく起こる咳。
咳はCOVID-19病原体を空気中に拡散させる可能性があり、これは私たち全員が避けるべきことなのです。
気管支炎は、大麻の煙によって引き起こされる副作用です。
通常の大麻ユーザーが咳、胸部のうっ血、痰を発症することは珍しくありません。
これらの症状は通常一時的なものであり、喫煙をやめると消えますが、呼吸器インフルエンザのパンデミックの最中では回避すべき項目ですね。
アレルギーシーズンでもあるため、呼吸器の健康が損なわれがちなのでいつも以上に注意深くなる必要があります。
また、高齢の患者は、若い人よりも肺の損傷に対して脆弱です。
アレルギーのある人は非アレルギーの人よりも気管支けいれんを起こしやすくなり、が高くなります。
大麻とタバコの煙の違いは?
大麻喫煙の吸入パターンは、喫煙とは異なります。
タバコと比較して、大麻の吸入はふかす量が66%と大きく、体内吸入量も33%大きくなります。
大麻喫煙者は呼吸の長さを4倍ほど長くして深く吸い込む為、5倍の濃度のカルボキシヘモグロビンを摂取します。
カルボキシヘモグロビンで一酸化炭素中毒となり、体内の酸素欠乏の原因となります。
Vapingは喫煙よりも危険が少ない?
vapingの長期的な影響はわかっていませんが、すべての気化器が同じであるとは限りません。
Vapeペンを使用する場合は、PEG(ポリエチレングリコール-肺組織を破壊する危険な化学副産物を生成)または、肺損傷と化学性肺炎に関連しているビタミンE酢酸塩で薄められたオイルカートリッジに注意し、これらの成分が使用されていない製品を選ぶことが重要です。
ビタミンEアセテートを回避する1つの方法は、合法的な市場でカートリッジを購入すること。
すべてではないにしても、汚染された製品も違法な市場で見つかっているため、なるべく有名ブランドを選んだ方が安全でしょう。
大麻やCBDの気化器を使い、より健康的且つ効果的に摂取するには、温度制御が重要になります。
乾燥大麻は約450度で燃え、蒸気は200度で発生します。
デリケートな肺組織を守りたい場合、温度は大きな違いをもたらすのです。
温度制御を可能にするテクノロジーを備えた気化器には、投資する価値があるでしょう。
私が推奨するメーカーは、
の3社です。
気化する場合は、次の害軽減方法に従ってください。
・気化の前後に手を洗う
・アルコールでマウスピースを滅菌
・少なめに吸う。 一回の吸引量が少ないほど、咳も少なくなるため。
・温度を低めに設定する。
COVID-19の肺への影響
COVID-19の攻撃を受けると、呼吸器の内膜が損傷し、炎症を引き起こします。
これにより、気道の内層にある神経が刺激され、肺胞に広がる可能性がでてくるのです。
COVD-19が肺に及ぼす可能性
通常の健康な肺組織は、ホイップクリームのように軽くてふわふわしています。
COVID-19は、肺組織を黄色で覆い、肺組織をマシュマロ状に変えてしまいます。
この厚いコーティングは、酸素の自由な流れを遮断してしまいます。
ウイルスが侵入して乗っ取られると、患者は呼吸する能力を失い、人工呼吸器が必要になるケースも。
この時点で、肺組織のマシュマロコーティングが硬化し始め、酸素を取り込む肺の能力が低下します。
COVID-19患者は4つのカテゴリーに分類できます。
1)無症状の患者。 つまり、ウイルスを持っているが症状はまだ。
2)発熱、咳、頭痛、疲労感など軽微な症状がある患者。
これらの患者はウイルス感染させる恐れがありますが、こういった症状は他の多くの病気でも一般的に発症する為、コロナウイルスに気づかない場合も。
3)上気道に感染症がある患者-咳、鬱血、インフルエンザの症状。
4)病院に入院し、肺炎につながる心臓の症状や重篤な疾患などの合併症を発症する可能性が高い患者。
COVID-19では、呼吸器系が損傷し、炎症を引き起こします。
これにより、気道の内層の神経が刺激され、気道の端にあるガス交換ユニット(肺胞)に広がる可能性もあります。
これらの気嚢が炎症を起こすと、液体や炎症性細胞が肺に溢れ出し、患者は肺炎に陥ります。
COVID-19患者は大麻を控えるべき?
完全に控える必要があると言いませんが、吸引方法の代替手段を考えるべきです。
大麻には薬効と治療効果があり、抗炎症、抗不安、抗疼痛、抗ウイルス、免疫機能調節といった項目で有効なのです。
THCは少量だと気管支拡張薬であることがわかり、動物モデルでサイトカインストーム(免疫システムが過剰になり、炎症を引き起こす症状)を鎮めることが示されています。
カンナビノイドは、体内の全体的な炎症を軽減することも研究によって示されています。
体や心の炎症やストレスを軽減するものはすべて、免疫システムにメリットをもたらしてくれます。
なので、大麻を用いることで体内機能のメンテナンスにもなり、コロナ予防へ繋がります。
CBDはどうですか?
CBDには抗ウイルス性と抗菌性がありますが、その主な長所は炎症を軽減すること。
上記のように、すべての疾患状態に共通するのは慢性的な炎症に対してです。
糖尿病、腰痛、片頭痛などの多様な疾患はすべて、いくつかの潜在的な症状です。
炎症を軽減することで、全体的なカラダの改善には繋がるでしょう。
医療用大麻患者は食用または飲用に移行すべき?
はい。 この数か月間、私は患者と成人が消費方法を変えるように消費者に勧めています。
大麻の吸入の代わりに、チンキ、カプセル、食用および飲物などの経口形態の大麻摂取への移行を検討するべきです。
5 mgまたは10 mgのチョコレートや飲用の製品が自分に合うか確認、実験して最適な用量を見つけましょう。
大麻やCBDを使用してストレスを緩和できますか?
大麻やCBDは私たちの脳のGABA受容体と相互作用します。
GABAは体にパワーダウンするように伝えてくれるため、パニック発作や不眠症にも効果的です。
不安を持つ多くの人が処方薬や抗うつ薬を服用していますが、カンナビノイドはこれらの薬と相互作用し、その効果をより強力にすることができるので、カンナビノイドの摂取を始める際は、医師に相談し、どちらか一方を過剰摂取していないことを確認しましょう。
免疫機能を高める食品やサプリメントは?
ブラジルナッツは、甲状腺と免疫システムに不可欠な微量元素であるセレンの最も豊富な供給源です。
セレンには毒性もあるので、過度に消費しないように注意してください。1日2粒で充分です。
スピルリナは、タンパク質、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富で、免疫システムを高め、アレルギー反応を防ぎ、抗ウイルス性と抗癌性もあります。
ビタミンD3は、自然免疫と適応免疫の応答を調節するのに役立ちます。 ビタミンD欠乏症は自己免疫の増加と感染に対する感受性に関連しています。
Gojiベリーには抗酸化物質が含まれており、免疫力を高め、有害なフリーラジカルや炎症と戦う能力で知られています。 ビタミンAとCが豊富です。
免疫システムを高めるためにできること
まずは適度な運動です。
自粛ムードで外出できなくても、屋内でいくらでも動けます。
カラダを動かすことで、リンパ系が刺激を受け、リンパ液の循環を促します。
リンパ液には、感染と戦う白血球が含まれているためお家でできる運動は積極的にした方が免疫力がアップします。
あとは睡眠!
回復するための睡眠がなければ、最適な免疫機能の維持はほぼ不可能です。
風邪やコロナになったとしても、安静にして治すしかないのですから、日頃から充分に休息をとるべきなのです。
【まとめ】
大麻を吸うとCOVID-19合併症のリスクが高まります。
煙は鼻腔や呼吸器系を刺激する可能性があるため、免疫防御を弱め、感染症に対する感受性を高めています。
これはCOVID-19だけでなく、風邪やインフルエンザでも同じことが言えます。
このウイルスが蔓延している時期は、食用、飲用、チンキ剤などの経口摂取、皮膚で摂取できる製品形態のものを選ぶ事。
喫煙またはvapeの使用は最小限に抑えるのが賢明な判断でしょう。
より安全な摂取方法を知って、健康を維持しましょう。
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