大麻から発見された多くのテルペンのうち、約30種類が市販の大麻株に含まれています。
その中で、最も一般的なテルペンは、リモネン、ピネン、フムレン、オシメン、ミルセン、リナロール、カリオフィレン、およびテルピノレンの8種類。
それ以外にも特殊な大麻品種には、約20種類も第二級テルペンが含まれます。
今回は、あまり知られていない二次テルペンの中でも最近注目され始めたフェランドレンの効能についてお伝えします。
フェランドレンは、研究者からあまり注目されていない二次テルペンの1つです。
一般的には、いくつかのユーカリ植物種に由来する有機化合物 - アルファ - フェランドレンとベータ - フェランドレン - を表します。
フェランドレンは、ミント、ウッディ、およびマイルドな柑橘系の香りを生成し、吸収率が良いためされ、多くの化粧品の添加物として使われています。
また、その抗真菌性および抗菌性から、長い間東洋医学で利用されてきました。
フェランドレンを含む大麻株
このテルペンについての研究は少なかったのですが、大麻の合法化はに伴って研究の機会がかなり増えたようです。
2017年の研究で、アルファフェランドレンが大麻株TrainwreckとJack Hererで検出されました。
これは、カリフォルニアの薬局にある30の栽培品種からサンプルをガスクロマトグラフィーによって試験する方法で行われました。
この研究では、フェランドレンは、大量のテルピノレンを含む大麻の二次的な特徴として現れているようです。
後の研究モデルでは、Ace of SpadesおよびSAGEにも微量のα-およびβ-フェランドレンを含まれることがわかりました。
フェランドレンの効果
アルファ - およびベータ - フェランドレンは、非常に似ていますが化学構造がわずかに異なる一対の有機化合物です。
1900年代初頭に発見される前は、フェレランドレンはリモネンとピネンと誤認されていたそうです。
化合物がユーカリ油中で試験された後に初めて、フェランドレンが実際には1つではなく2つの異なる異性体化合物であることが発見されたのです。
また大麻や特定品種を使ったフルスペクトラムCBD製品の他に、以下の様々な植物のエッセンシャルオイルにも含まれます。
・ミント
・ディル
・ブラックペッパー
・シナモン
・パセリ
・松
・ラベンダー
・ウォーターフェンネル
・しょうが草
2015年のげっ歯類モデル研究では、リモネンと共にフェランドレンの刺激特性を試験し、2つのテルペンが抗痛覚過敏と抗鬱剤の両方の特性を示すことが明らかになりました。
今の所、フェランドレンが同じ特徴を単独で示すのかどうか明らかではないため、私はリモネンと2つセットで含まれているCBDリキッドを使用し、効果を実感しています。
フェランドレンはまた、他の潜在的な抗癌(インビトロ試験済)および抗炎症(げっ歯類試験済)のメリットも持つと考えられています。
フェランドレンの人体への影響は、大麻に含まれる微量なレベルでも明らかなので、痛みやうつ症状がある人には特にお勧めできます。
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