古代からウィルスの治療薬だった大麻

テトラヒドロカンナビノール(THC)は、精神活性化合物の中でも独特のものです。

これまでの歴史において、この天然化学物質だけ持つ驚くべき効果を持っています。

今回は何十年もの間、研究者達が追求してきたその効果を詳しくご紹介します。

大麻は、自身の生存を助けるためにTHCを生産すると推測されており、それが本当であることが研究により明らかになっています。


1つ、この化合物は内蔵されているの日焼け止めとして作用し、繊細な葉や花を強いUV光から遮蔽するようです。

2つめに、カンナビノイドは強力な天然の抗菌剤防虫剤となり、花を害虫や感染から守ってくれます。


今まで大麻は、自身でTHC生産するとされてきましたが、最近の科学では、他の生物からDNAを借りて生産していることを示唆しているようです。

最も注目すべきは、大麻が古代の遺伝子スクランブルウイルスからインスピレーションを受けていたことです。


THCの起源

大麻ゲノムの徹底的な配列が解明された後、トロント大学ブリティッシュコロンビア大学、そしてニューヨークのマウントシナイにあるイカーン医学部の研究者は、何百万年も前の一連の感染症などから、世界が愛する大麻精神病治療する能力を受け継いでいることを発見しました。


ゲノムへのウイルスの侵入は何も新しいことではなく、ほとんどの植物種はウイルスのものと混ざった自身のDNAの断片を含んでいます。

これらの感染性ウイルスはレトロトランスポゾン遺伝的寄生虫」とも呼ばれます。

レトロエレメントと呼ばれるこれらの遺伝的寄生虫の残骸は、世代から世代へと受け継がれます。


このウイルスの助けによって、大麻植物は中毒性のマリファナと繊維性麻(産業大麻)に分けられます。


古代のウイルスは大麻の中で分裂を引き起こす

もともと、大麻植物は、おそらくCBDかTHCどちらかのカンナビノイドと構造が似ている化学物質を持つ1つの酵素だけを持っていたようです。

遺伝的寄生虫への感染後、天然のDNA複製結合したウイルスDNAは、1つの酵素の遺伝的作図を2つに分け、特定の植物がTHCまたはCBDを生産することを可能にしました。


このウイルス感染は、大麻がTHC酸を産生することを可能にしたようです。

この酸は元素にさらされた後ゆっくりとTHCに変わります。

大麻植物は酵素を使用してTHC-Aを合成します。

酵素THC-酸を合成するための化学反応を促進する特別なタンパク質です。

これは、ウイルスと、CBD-酸を生成する酵素を組み合わせる要因となっており、古代のウイルス感染によって引き起こされたようなのです。

ウイルスが何百万年も前に感染した後、それはTHC-AまたはCBD-Aを作る酵素を別々にしました。

そのため、現在では高CBD品種高THC含有品種が分けて栽培でき、酵素の加え具合によって含有率を調整できるのです。


時間が経つにつれて、これらの異なる植物は、食物繊維医学、そして精神的な目的のためにそれぞれの成分に頼りたいという人の手によって意図的に栽培されていますが、驚くべきことに、古代のウイルス感染がなければ、こういった分子は決して生み出されなかったかもしれません。

real cannabis magazine

日本でも合法扱いとなっている医療大麻CBD。リラックス作用はもちろん、てんかんの治療、抗がん作用まであるカンナビジオール。 海外での評価は大変高くポピュラーですが、日本での認知はまだまだというのが現状。そのCBDの効果や成分について、海外事情も含め最新ニュースをご紹介していきます。shopリニューアル中。Kanaway CBD製品を購入希望の際はcarine.tamaki@gmail.comまで

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