今まで危険とされていた植物・大麻の研究が進み、さまざまな疾患や症状に対して効果があり、副作用もないとして医療に美容に用いられるようになりました。
大麻は多種多様な薬効をもたらしますが、日本での研究はまだ進んでいないため全く情報がありません。大麻の化学的性質についてもう一度詳しく見てみましょう。
カンナビノイドの薬効
すべての大麻に含まれる、数十種類のカンナビノイド。
その中でも、THCやCBDは、痛み、悪心、不安、炎症などを含む一連の症状を軽減する化合物なのです。
これらは、精神の安定と健康を維持するために活性化する、内在性カンナビノイドと呼ばれる私たちの体が自然に作り出す化合物と同等の成分であることから、効果が出るという仕組み。
少々複雑なシステムを簡単に解説すると、カンナビノイドは細胞間のコミュニケーションを仲介しますが、内在性カンナビノイドシステムに欠陥または問題がある時には、不快な症状および身体的合併症が起こります。
そこに大麻を投与されると、カンナビノイドは私たちの脳全体の受容体(CB-1)とカラダの受容体(CB-2)に結合し神経伝達を促進し、機能を補ってくれるのです。
THCは脳内の受容体に結合するのに対し、CBN(カンナビノール)は全身に存在するCB − 2受容体に対して結合するように、カンナビノイドによってもたらされる効能も様々。
大麻製品に含まれるカンナビノイド比率によって、異なる症状の緩和が可能になります。
大麻には少なくとも85種類のカンナビノイドが含まれており、医学的価値も多数の研究結果によって実証されています。
アメリカやカナダでは、より多くの種類のカンナビノイドを大量に投与するための製品や菌株が開発されていますが、どのタイプの大麻やカンナビノイドが自分の症状に適しているか知ることが重要です。
日本でも処方してくれる医師がいると便利なのですが、、、今のところ日本では、色んなメーカーのCBDを試して自分で探すしか方法はなさそうです。
上の図も自分の症状に合ったカンナビノイドを見つける手がかりになると思いますので、参考にして見てください。
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