アメリカで今年6月、3人制バスケットボールの「BIG3」が国内のプロスポーツリーグとしては初めての試みとなる、選手たちに痛みや炎症の緩和を目的にCBDの使用を許可したことを明らかにしています。
CBD使用の許可
非精神作用物質のCBDは、大麻に含まれる化学物質のカンナビノイドのうちの一つとして製品化されており、海外でも注目を集めています。
別のカンナビノイドであるテトラヒドロカンナビノール(THC)のように多幸感を生じさせることはないということで、選手を“ハイに”させることなく、痛みを軽減することができ、さらに副作用もありません。多数の研究結果によって、抗炎症性作用もあることがわかっています。
BIG3の決定は、CBDなどの効能を認め始めているプロ、学生のスポーツ団体にとって、素晴らしい知らせとなりました。
また、まだ効能をはっきりと認めてはいない団体も、少なくとも選手たちが医療面において何を必要としているのか、大麻(特にCBD)がどのような有用性を持つのかについては学ぶ必要があると考え、今回の発表に至ったようです。
大麻容認
アメリカのプロバスケットボールリーグ(NBA)やプロアメリカンフットボールリーグ(NFL)、野球のマイナーリーグなどのスポーツ業界はこれまで、大麻に対して非常に厳しい態度を取ってきました。
特に野球のメジャーリーグは大麻に関して最も進歩的な方針を打ち出しているものの一つ。
一方、NBAやNFLなどに比べ、伝統的に選手の大麻の使用に寛大だったプロアイスホッケーリーグ(NHL)の選手会(NHLPA)の幹部は7月、「NHLとNHLPAが今後、リーグに所属する選手の大麻の使用について、非公式な合意に達することはあり得る」とも発言しているようです。
元NHL選手のライリー・コートはこれよりも前に、「対戦したNHL選手の半分は大麻を吸っていた」と述べていました。NFL選手のマーテラス・ベネットもまた、「NFLの選手の89%は大麻を吸う」ことを明らかにしているのです。
これらの割合には、嗜好目的で大麻を使用している人も含まれているかもしれません。
ですが、スポーツ選手の多くは、医療目的で大麻を吸っているそうです。
そして、症状緩和のために長期的に使用するものとして、CBDは従来から使われてきた鎮痛剤よりはるかに安全です。今までの鎮痛剤の多くは、危険なほど依存性があるオピオイド系なのですから。
選手には「新しい薬」が必要
身体的に過酷な状態で練習を続ける選手たちに、痛みを取り除くものが必要なのは明らかです。
主要なスポーツ団体は全て、薬物検査に関する独自のルールを定めており、どの程度まで大麻の使用を容認するかについての基準はさまざま。
大麻については、基準の緩和に関する議論が活発化しているようです。大学スポーツにおいても、全米大学体育協会が、大麻の使用に対する姿勢を軟化。
大学バスケットボールの選手だった人も、多くのアスリートたちが大量の抗炎症薬やオピオイド系鎮痛剤に頼っていること、これらを毎日服用している人も多いことをよく知っています。元NFL選手のカルビン・ジョンソンも、『チームドクターやトレーナーたちは選手に、“キャンディーのように”オピオイドを配っていた』と話しています。
そして、多くの人がすでに、オピオイドがアメリカにどのような影響をもたらしたかを知っていますし、抗炎症薬についても、多量の服用は不健康であるとの見方が浸透しています。
スポーツ医学においてはこれまで、大麻に関する詳細な研究はあまり行われてきませんでした。
一方で、CBDは選手にとって、長期的な影響や依存症を心配することなくけがを治すために何としても必要な治療薬だと考える人は多いのです。
アスリートも使用を懇願するCBD。
精神作用の無い大麻成分とあって、公式な業界でも利用できる画期的な成分として各業界目をつけていない人がいないほど。
日本では輸入費用が狩るため少々高額にはなりますが、選手たちと同じ健康法ということでこれが正解な方法だと確信が持てますね。
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