禁煙グッズとして、ニコチンを含まない大麻が人気を高める中、リラックス作用を利用した’’CBDタバコ’’がスイスで販売されているのだとか。
タバコには、多くのタールとニコチンが含まれていますがマリファナの化合物CBDがたばこに加えられた場合、風味を増すためにTHCやテルペンを添加する必要があるため、日本での販売は難しそうですが、実際の効果はどうなのでしょうか。
気になるので調べてみました。
CBD含有量と価格
スイスの高CBD含有のマリファナタバコ、Heimat。
Coop Supermarketやキヨスクで普通に売っているそうです。
スイスでは、THCが1%未満の大麻製品は合法で、ライセンスなしで購入することができます。
大麻の価格は、1グラム約10から15フランですが、このタバコの価格、19.90フラン。
20本の紙巻きタバコが入っていて、4グラムのCBD(1本あたり0.25グラムのCBD)が含まれていますが、通常のたばこが、7〜8フランで販売される中『高すぎる』という声も。
その理由としては、
たばこと麻を混ぜる作業が機械ではできず、人の手によって混ぜられているため人件費がかかるということだそうです。
原料となる大麻
北部のスイスの栽培者であるBio Canによって栽培されたFedora株(CBD7.2%、THC0.04%)を使用。この業者は、THC含有量の上限を定め、タバコの代用品として規制当局に登録することで、消費者に供給可能なCBD大麻の生産が可能になりました。
Bio CanのマネジングディレクターであるDario Toblerは、スイスのメディアに、「この製品には、大麻のすべての有効成分が含まれており、中毒を起こさずにCBDのリラックス効果が得られる」と話しています。
問題は、チューリッヒ市警察がこのタバコの匂いと大麻の匂いの区別がつかないこと。スイスの法律では、大麻の一般消費または最大10グラムの所持だと、100フランの罰金が課せられてしまいます。
たとえ、大麻を吸っていたとしても、即座に捨てて「このタバコだ」と言い張る人も出てくるのではないかと懸念しているそう。
使用感
天然のタバコと大麻のブレンドは、スモーキーで、甘く、スパイシーなアロマブーケを彷彿させ、大麻の匂いがします。もちろん無添加。
味も甘く、パックを開けると強烈な大麻の匂いがします。
ですが、CBDのリラックス感があまり無いのが発売当初問題になったほど。
「3本の喫煙しても、感じない」とか、「単なるライフスタイル製品だ」とまで言われていました。
「25%のCBDが含まれている」か疑問だという意見まであります。
分解してみる人まで現れ、使用されてい大麻が細かく粉砕されており、材料が高品質ではないことがはっきりとわかりますとまで。スイスでは約30%のタバコ税を支払わなければならないため、優れた品質のものを提供することができないという見解も。
そこで、後から発売された、Lidlの製品が注目されたようです。
こちらは、CBD大麻を別パックにして付属品として売り出されました。
リラックス効果と抗炎症効果を提供するとされ、中毒にはならないと宣伝されています。
こちらの製品に使われている大麻は、スイス北東部のトゥールガウに本社を置くThe Botanicals社が生産したもの。
「化学物質、合成物質、または遺伝子組み換え物質の添加を完全に控えている」と述べています。
以前Heimatから出た製品の、2倍の大麻が入って同じ価格なのでこちらを買う人が多いのだとか。あとは、香りと味わいの好みですね。
どちらの製品も日本では購入できないので、スイスに行く予定の方は試してみても良いかも。
Lidlのスーパーで売っている製品の方がCBD大麻の量も多いですし、リラックス効果もあるそうです。
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