ポカリスウェットが大麻栽培の栄養剤?!

先日お客様から「ポカリスウェットって大麻栽培時の栄養分になるんですね!」と聞いてびっくり。初耳でしたがあまりにポピュラーな大企業の名前が出てきたので、私の知識とリンクする部分があったのです。

真相を確かめるべく、少し調べてみました。


大麻栽培に必要な栄養

まず、大麻栽培に限らずすべての植物の成長に欠かせないのが窒素、リン、ポタシウムの3つです。

もちろん他の栄養素も大事ですが、この3つに限ってはどんな植物を育てる上でも重要視されているので、他の植物を栽培する上でも役立つ知識になりますね。

栽培目的によって、必要な栄養素のバランスも違ってくるので、普通の栽培になれたら、各栄養素の量を調整してみるのも品種改良(オリジナル製品開発)の第一歩です。

栽培上級者は、この主要栄養素を与える時に、自分で配合した栄養剤や肥料を使うのですが、最初のうちは、市販の植物栄養剤を試してみてもいいかもしれません。

なるほど!

では、普通の栄養ドリンクでも効きそうですね!

次に必要なのが、微量栄養素。その植物の発達を適切に維持するために必要な栄養素であるビタミンやミネラルのことです。

大麻に必要な微量栄養素は、カルシウム、マンガン、亜鉛、銅、そして鉄分などです。

よく見る成分表示ではありませんか?

そう、ほとんどの市販されているスポーツドリンクに含まれている成分なのです。



ポカリスウェットの栄養素

成分表示です。

ちゃんとここにも「カルシウム、亜鉛、銅、鉄分」が含まれています。

もちろん植物用の栄養剤を(ハイポネクスなど)あげても良いのですが手近にない時の代用品としてスポーツドリンク(糖質が含まれていないもの)をあげても良いでしょう。



ポカリスウェットと大麻の関係

大塚製薬は大麻(カンナビノイド)を利用したガン治療薬、「サティベックス」の開発販売権を取得しています。

GW社と一緒に開発にももちろん携わってきましたし、今秋発売予定のCBD治療薬の開発にも関わっています。

そういった事実から、大塚製薬が販売している製品が特に取り上げられるのでしょう。

ですが、「CBDをポカリに混ぜると医療効果増大」というのは、言いすぎな気がします。

人間の体や点滴に使われて成分は含まれていますがごく少量なので、例えばポカリを飲んでも病気が治らないのと同じです。

栄養補給はできるでしょうが、治癒能力があるのはCBDに含まれる成分なので過大効果を期待しないよう注意ですね。

大塚製薬の創業者、大塚正士は、「80歳まで生きられたら6ヶ月間アメリカに行って禁止されている薬物大麻を吸ったりしてみたいと思っている」と公言していたそうです。

製薬会社の創業者なら体に良いことには敏感なはず。

その方がこう言ってるのですから、当時から大麻には治癒能力があると気づいていたはずですね。

民間では不可能な研究や開発が可能な会社ですから、揺るぎない根拠もあったはず。

そこで、まだ違法とされている日本の会社が海外の最新治療の開発に踏み出すのはとても勇気がいることだと思います。

大塚製薬は、数少ない理解ある貴重な会社といっても良いのではないでしょうか。

real cannabis magazine

日本でも合法扱いとなっている医療大麻CBD。リラックス作用はもちろん、てんかんの治療、抗がん作用まであるカンナビジオール。 海外での評価は大変高くポピュラーですが、日本での認知はまだまだというのが現状。そのCBDの効果や成分について、海外事情も含め最新ニュースをご紹介していきます。shopリニューアル中。Kanaway CBD製品を購入希望の際はcarine.tamaki@gmail.comまで

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