登校拒否、友達ができない、、そういった理由に苦しんでいるのは親はもちろん子供たちも同じ。
親が心配している以上に、子供たち本人の悩みは苦しいものです。
そこで注目したいのがやはり、精神作用がないCBDの効果。
今まで研究結果不足と言われてきた部分が開催したことにより、確かな効果が言えるようになり改善事例も増えてきました。もちろん大人にも効きますので、仕組みなどを詳しくおつえしたいと思います。
自閉症に関する医師の見解
「まず高度の自閉症もつ子供たちの場合、言葉で情報交換することができません。
騒音、反復的な悲鳴や、手をたたくといった、周囲の人々や家族に対して破壊的な行動にでます」
このように話すのは、ボストン小児病院の医師たちです。
さらに、自閉症の原因というのは特に解明されていないとのこと。
そんな中で多くの自閉症の症状として、脳の“抑制系”が低下していることを示す研究結果が増えてきています。
それなら大麻医療・CBDの出番です!
脳の抑制性シグナル伝達を強化する大麻系薬剤、特にCBDが豊富な調合薬が潜在的に自閉症治療薬となりうるのです。
神経治療学(Neurotherapeutics)という雑誌に掲載された論文「自閉症におけるエンドカンナビノイドシグナル伝達(Endocannabinoid Signaling in Autism)」の記事によれば、「エンドカンナビノイドシステムは感情反応、前後関係に対する行動反応、社会的相互作用を制御している。 従って、この内因性回路の改変が自閉症の表現型に寄与している可能性があるという仮説を立てることができる」とあります。
子供に大麻はリスク?!
「しかし、医療大麻の使用は、短期的な病状管理のために子供たちの将来を左右するかもしれません」
子供の脳は、大麻の有害な影響を受けやすいとされています。
通常の神経発達過程において中毒、うつ病、不安障害、精神病といった障害を併発する危険性が大きいと言われているのです。
これでは、抗生物質同様、不用意に子供に与えることはできませんね。
ただし、大麻を投与して改善した事例もあります。
ユヴァルの場合
一般的な選択肢である抗精神病薬よりも医療大麻を選び、9歳の息子に大麻を与えることを決めました。
その子の親は、マリノール(Marinol)と呼ばれる合成カンナビノイド薬を最初に始め、医療大麻に切り替えたそうです。
「息子は、穏やかになり、顔に笑みを浮かべ流ようになりました。
1年以上も自傷行動や感情の爆発はみられない状態が続いています。
それは私にとっても彼にとっても奇跡というしかありません。人生が変わりました。
常に怯えることなく、親子の時間を過ごすことができるのです!!」
と語っていますが、これあくまでも中毒症状がない場合の一例にすぎません。
自閉症の原因
①他人との社会的関係や友好関係の形成困難
②言葉の発達の遅れ、言語障害など
③興味や関心が狭く特定のものにこだわる(執着)
一部の子供は、人と視線を長時間合わせることができません。
特定の食べ物があるとその匂いに圧倒され、激しく感情的になり、騒音を聞くと、耳を塞いでしまいます。
他の子供たちから離れ、静かな部屋の隅へと逃げるような動きに出ることも・・・。
これらの行動はASDを持つ子供によく見られる行動で、感覚刺激に対する典型的な反応なのです。
また、自傷行為に出るような子供も多く、そうなると親族がつきっきりにならないと心配で目を話すことができず、効果的な治療方法もないまま施設へ預けるしか道がないのが事実。
CBDの有効性・自閉症の研究結果
海外では、
「カンナビジオール(CBD)が自閉症の治療に役立った」
「CBDを飲み始めたら自閉症の症状が改善した」
という事例報告が後を絶ちません!
医療大麻が合法化されている国では、自閉症が適応疾患リストに追加されています。
自閉症を効果的に治療することができた初めての臨床結果
ワシントン大学の研究所はASDとてんかんを持つマウスの、発作や自閉症を治療するCBDの有用性を数年間にわたり研究。
この実験では、CBDを与えたマウスが、他のマウスとの社会交流を好むようになるという結果が出たのです。
ASDを患う子供に一貫して見られる社会交流障害をCBDが改善することを実証しています。
①ワシントン大学における研究
ASDのマウスは頻繁に社会交流を避け、検査室の隅にうずくまります。
感覚刺激によって引き起こされたと考えられる社会不安の症状と解釈。
CBDを与えると、この異常な逃避行動が正常化。
この結果から、脳内の抑制性GABA作動性シグナル伝達障害によって引き起こされる人間関係や交流の不安などの障害を軽減させるCBDの威力が明らかに!
脳内の抑制レベルを管理するニューロンの活動が増加することによって抑制性脳機能を強化するCBDの効果と関連。
CBDは脳内の興奮性/抑制性バランスを修復することによって、社会行動を正常化することができるのです。
②イスラエルで実施中の臨床試験
イスラエルのエルサレムにあるシャエア・ゼデック医療センターで、アディ・アラン博士が実施している研究は初めて人に対する臨床実験を行っており、大変注目を集めています。
この研究では、軽度から重度まで自閉症と診断された120人の子供を調査。
CBDが効果を持つか検査するために、参加者に異なる2種の大麻オイルを処方。
「多くの両親が子供への大麻の処方を求めていました。はじめ私は『自閉症に関する大麻を支持するデータはないから、処方することはできない』と伝えていました」
結果はというと、70人の自閉症患者に対する医療大麻治療が好 成果を示したというのです。
大麻が被験者の自閉症患者に役立っているか最終的に言うにはまだ早すぎるとアランは言いますが、初期結果はとっても前向きですよね。
実験に参加している子供たちの一部は前より話せるように、自傷またはかんしゃくを起こすことがなくなり、行動障害の減少まで見られ、学校に戻ることができたというのです。
もちろん中毒症状などは出ていません!
この臨床試験は2019年7月まで続く予定とのこと。
この結果がどれだけの親と、子供たちに希望を与えることになるか考えただけでも嬉しくなります。
さらに、精神作用がないとされてているCBDであればなおさら安全に使用できます。
2015年以降、いくつかの小規模研究が実施されており、有望な結果が得られています。
将来の研究に寄与する最大の影響の1つは、英国の医薬品開発会社GWファーマシューティカルズが製造したCBD油ベースの万能薬であるEpidiolexの米国食品医薬品庁(FDA)による2種類の小児癲癇の治療法です。
科学者たちは、GW Pharmaceuticalsがこの薬の効果について提示した驚くべき証拠に注目。
現在、Epidiolexに関する研究を行った同じ科学者のニューヨーク大学(NYU)神経学者Orrin Devinsky博士は、中等度〜重度の自閉症を有する5歳〜18歳の小児に対するCBD効果に関する2つの研究を現在行っています。
自閉症とてんかん、CBDは両方の症状の治療に有望なのです。
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